要介護にならないために

介護社会になってきた日本において、今までより保健師の仕事は注目されるようになってきました。
保健師は看護師の資格も有していますので、看護のプロでもあります。
地域に根付いた保健師として活動するには、まず公務員試験に合格する必要があります。
そして各区市町村の地域包括支援センターなどで働くことになります。

実際の仕事として要支援1、2と判定された方へのケアプランを作成することが出来ます。
要支援1とは「食事や排泄はほとんど自分でできるが、掃除などの身の回りの世話の一部に介助が必要」な方のことで、ちょっと手助けをするだけで日常生活を維持できるそうです。
要支援2とは「要支援1の状態から日常生活動作の能力が低下し、何らかの支援又は部分的な介護が必要となる状態」の方です。たとえばトイレの時に付き添いが必要であったり、歩行時に付き添いが必要な場合なども含まれます。
運動機能だけではなく、他の面での衰えも対象になります。
認知症などは放置しておくと加速して症状が悪化していく病気ですので、定期的にリハビリを行ったりデイサービスなどを体験することで刺激になり、進行を遅らせることが出来たり改善することが出来ることもあります。

要支援になってしまったと悲観するのではなく、保健師の計画するケアプランに基づいて健康的な生活を心がけることで要介護へ進むことを遅らせることも可能ですし、家族にとっっても喜ばしいことではないかと思います。
保健師に相談するときは「こんなこと話すと恥ずかしい」と考えないことです。
各家庭によって事情も違いますし、家族間の感情や関係も違うのが当たり前ですから、まずは相談をしてより良いケアプランを立ててもらうことが大切です。
参考サイト⇒高齢医療の現場を斬る!