高齢化社会と医師

医療技術の進歩のおかげで、治療できる病気が増えました。これまで治らなかった病気が治るようになりましたから、寿命が延びています。もちろん医療技術の進歩だけが原因ではありません。医師が健康的な社会になるために貢献したいと思うのは当然のことで、それで医療技術が進歩していくのはありがたいことです。これからも医療技術が進歩していくことを望みます。
高齢化社会が進むにつれて、尊厳死の問題が出てきました。延命措置をどこまで行うかは医師も家族も判断が難しくなります。そのため、患者が前もって延命措置をどの程度までしてほしいかの意思表示をしておくと良いのかもしれません。尊厳死については賛否両論が有って、未だに結論が出ていません。これは今後もなかなか結論が出ない大きな問題でしょう。安楽死や尊厳死を殺人という人もいます。尊厳死を望むかどうかは人それぞれですから、ただ禁止するだけを良しとは思いません。この判断は患者に任せるのも良いのではないでしょうか。高齢化社会が進むと今後もますます尊厳死の問題が大きくなるでしょう。患者自身が意識を失う前に宣言するリビングウィルという手段があります。治療の見込みがないと判断された場合は、最期は自分に決めさせるのが良いと思います。その方が医師や残される家族にとっても負担が少なく済みます。尊厳死について質問サイトに質問しているのを見かけました。どう考えるか人それぞれでやはり結論は出ていません。この問題の結論は難しいです。